超高層集合住宅ボイドの換気性能評価
目的
近年、構造・住戸配置上の有利さから計画されることの多い、
超高層集合住宅の吹き抜け空間(ボイド)の換気性能評価を、
自然風の変動を考慮して行う。
(1)ボイド内の簡易な換気計算モデルの確立
(2)自然風データを入力した汚染物濃度解析
(3)年間の統計値に基づくボイドの換気性能評価
ボイドとは・・・
(1)半閉鎖空間である
(2)汚染物排出の可能性がある
→ 空気環境の悪化が懸念される
→ 汚染物除去能力の高い、良好な空気環境を維持する必要がある。
検討内容
・模型実験による検討
「重力換気実験」(左写真)
「風力換気実験(風洞実験)」(右写真)
・空気環境予測法の確立
・鉛直温度分布を考慮した換気計算モデル
・開口面風圧分布を考慮した換気計算モデル