視覚情報機器を用いる室の視環境計画
目的
近年、講義・講演等で多用されるOHPなどの
視覚情報機器を用いる室の視環境を文書の読みやすさに基づいて計画する。
文書の読みやすさを「明るさ」「大きさ」「対比」の明視要素から予測し、
それぞれの明視要素を設計時入力条件と対応させることにより、
視環境設計に有効な資料を作成する。
室内照明機器の点灯状態により
「全域消灯」 (左写真)スクリーン面:見えやすい 机上面:見えにくい
「後方のみ点灯」(中写真)スクリーン面:ほどよく見える 机上面:ほどよく見える
「全域点灯」 (右写真)スクリーン面:見えにくい 机上面:見えやすい
となり、
機器による投影画像(スクリーン面)と、机上面視対象(教科書・ノート)との
両者のバランスのとれた見え方が必要である。
検討内容
・視覚情報機器の使用実態調査
・機器の光学的性能把握
・機器使用時の見やすさ評価実験
・スクリーン・机上それぞれへの順応状態での見やすさ評価
・両者の見やすさのバランスに対する評価