温度成層型蓄熱槽のディフューザ設計ツール

バージョンアップしました!(2021/7/1)

蓄放熱サイクル評価のツールをバージョンアップしました!(2021/12/10)

■ 温度成層型蓄熱槽の各種ディフューザの蓄熱性能評価ツールver1.1

 温度成層型蓄熱槽で設置される種々のディフューザ(ディストリビュータ、分配器、流入口などと同義)について、その蓄熱性能への影響を予測し、適切なディフューザを設計するための目安を提供するエクセルベースの設計ツール「各種ディフューザの蓄熱性能評価Ver1.1.xlsm」である。なお、本ツールは「円管方式」、「スロット・せき方式」、「円盤方式」、「鉛直流入方式」の4種類の流入方式に対応している。併せてダウンロードされる「各種ディフューザの蓄熱性能評価_解説」では、ツールの使い方と背景となる関連研究成果などが説明されている。

 Ver1.1における初期バージョンからの修正点は、鉛直流入方式のディフューザを用いた場合の蓄熱性能を表すモデルパラメータを求める予測式をより予測精度が高いものに変更したことである。

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■ 鉛直流入ディフューザの蓄熱性能評価_蓄放熱サイクル評価ver2.11

 温度成層型蓄熱槽で設置される鉛直流入方式について、その蓄熱性能への影響を予測し、適切なサイズのディフューザを設計するための目安を提供するエクセルベースの設計ツール「鉛直流入ディフューザの蓄熱性能評価_蓄放熱サイクル評価Ver2.11.xlsm」である。なお、対応しているディフューザは鉛直流入方式のみであるが、蓄熱性能の評価指標として、より実運転に近い蓄熱と放熱を繰り返した時の「蓄放熱サイクル」における蓄熱槽効率を用いている。併せてダウンロードされる「鉛直流入ディフューザの蓄熱性能評価_蓄放熱サイクル評価_解説」では、ツールの使い方と背景となる関連研究成果などが説明されている。

 Ver1.1における初期バージョンからの修正点は、鉛直流入方式のディフューザを用いた場合の蓄熱性能を表すモデルパラメータを求める予測式をより予測精度が高いものに変更したことである。

 Ver2.11における修正点は、Ver1.1の修正に加えて、槽内鉛直温度分布の推移を計算する槽内混合モデルのシミュレーションで、より理論的に整合性がある数値計算法に変更するとともに、取水側(槽出口側)のディフューザにおける取水温度(槽出口温度)を求めるための取水域の範囲を決めるモデルをより実際に近いモデルに変更している。実質的には、最終的に求められる蓄放熱サイクル蓄熱槽効率の値にはそれほど影響はない。

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