Royal Academy of Fine Arts, Scool of Architecture [link]

訳すならば「王立芸術アカデミー建築大学」と言ったところでしょうか。

デンマークでは、もう一つオーフスにAarhus School of Archtectureがあり、この２つだけが純然たる建築大学で、いわゆる「建築家教育」

はこれらの大学で行われます。

Aalborg大学は新しい大学なので、Dept of Architecture and Designが設置され工学部建築学科と同様の教育もなされているようですが、

依然デンマークでの建築教育は主に芸術系でなされているようです。

なおスウェーデンでは、一般にKTH, CTH, LTHなどの工科大学で建築教育が行われますが、KTHを卒業してから王立芸術大学(KKH: Royal

University College of Fine Arts)の建築コースに進むパターンも多いようです。

AalborgのHeiselberg先生に紹介してもらったTohben Dahl先生に案内していただきましたが、４つの学科のうちの１つであるArchitectural

Technologyの学科長で、大学に関する色々なことを教えていただきました。

建築技術に関する研究も多少行われているようですが、いかんせん芸術系大学なのでエンジニアリング系の大学の研究とは異なり実験施設

はほとんど無く、デザイン教育が中心です。

	Kunst(Royal)akademiets(Academy) Arkitekt(Architecture)skole(school)のように、デンマーク語やスウェーデン語は英語と近いので推察が可能。		昔の軍の建物を、改修によって用途変更しており、室内はの改修デザインは面白い。近々食堂を自然換気などを考慮した食堂の改修を行うとのことだが、大学の先生が設計するのかと尋ねたら、「誰がやるかでケンカになるので外注」だそうだ。
	全ての学生は製図台を与えられている。5年生までの全学生数は約1100人とのことで、大学内の各所にこういった製図室がある。		講評風景。
	別の製図室。学生が深夜まで作業しているようで、製図室は生活感があふれているのは全世界共通。		Dahl先生と日照シミュレータ。研究用ではなく、模型をおいて日照検討を行う。
	学生さんが自分の模型で室内の日照検討のための撮影をしていた。		PCルームも充実しており、CADも積極的に使っている。
	ワークショップは、金工と木工用に２つあり、学生が模型制作を行っている。		作業中。
	ホールでは設計製図の展示を行っていた。