シャルメッシュ工科大学

Chalmers University of Technology、通称CTH=Chalmers Tekniska Hogskola(Hogskolaの[o]はウムラウト)です。
日本ではチャルマースとかシャルマースと英語読みされますが、こちらの発音ではシャルメッシュです。
ストックホルムの王立工科大学(KTH=Kungluga Tekniska Hogskolan)と双璧をなす、工科大学の雄です。


一般的に、大学に「工学部」は無く工科大学として独立していて、古くから名の知れた大学は以下のように工科大学がセットであり、
工科大学単体で広大なキャンパスを持っています。
・ストックホルム: ストックホルム大学(SU)と王立工科大学(KTH)
・イェーテボリ : イェーテボリ大学(GU)とシャルメッシュ工科大学(CTH)
・ルンド    : ルンド大学(LU)とルンド工科大学(LTH)

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正面入口。
写真が下手なのだが、大学名を大きく入れたこのゲートは格好いい。
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Per Fahlen教授。
ROOMVENTで面識があった先生で、以前はSP(スウェーデン国立試験所)にいたのが、現在CTHの教授として招かれている。
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建設棟。
Fahlen教授は、School of Civil.のDept. of Building Technologyに所属。学科内には、Bulding Physics, Building Material, Building Serviceの3グループがある。
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建設棟内部。
(Fahlen教授話の続き)現在Building Serviceのヘッドで雑用が多いんだ、ついでに今日は娘に買い物を頼まれていて早く帰らないとあかんし・・と笑ってらっしゃった。忙しい中、研究内容についてスライドで説明してくれた。
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実験室内観。
近々大きな実験室に移るとのこと。Fahlen教授の関係もあり、50km離れたBorasにあるSPとの共同研究も多い。
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実験室内観。
なお、Fahlen教授はBorasから毎日バイクで通っているとのことで、この日も皮のつなぎに着替えてご帰宅だった。
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天井吹き出し口の測定。
差し込まれているのは風速計。3枚後の写真にもあるが、このタイプの多孔の天井吹き出し口は多く見られる。
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置換換気ディフューザ。
高さ5〜60cmの小型タイプ。
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トレーサーガス。
イエブレでもそうだったが、笑気ガス(N2O)を使うことが多いとのこと。分子量は44なのでCO2と同じだ。
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Building Serviceの談話室。
システム制御の研究もされていて、換気量のデマンドコントロール用に日本のにおいセンサに興味を持たれていた。今後も継続して情報交換をしたいとおっしゃってくれて、何か共同で面白いことができればと思っている。
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シャルメッシュ内の建物。
茶系の外壁タイルが基本スタイル。
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同じくシャルメッシュ。
吊っているバルコニーにビックリ。残念ながら17時を過ぎていたので、建物内へは入れず確認できなかったが、これはさすがに揺れるはずだ。
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図書館。
どこの大学へ行っても図書館はオープンで、夕方を過ぎても空いているので見に行く。夏休みが近く(半分夏休み?)だったので、人は少ない。