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授業レポート「空間構造学」

4年生前期の講義「空間構造学」では,大阪市立大学の谷口与史也先生に非常勤講師としてご担当いただいています.本日は,その中で,建築物・構造物の優れている点を取材し,発表するという課題の発表会がありましたので,その内容を少し紹介したいと思います.

発表時間は約10分で,その後,質疑という流れで行われました.



紹介された建築物・構造物は,世界遺産,国宝,非常に有名な作品や,著名な建築家のそれほど有名でない作品など幅広く,見応えがありました.ただ,それ以前の講義で建築物の力の流れ方を沢山見てきたのに,それにあまり触れないプレゼンもあったのが残念でした.構造の勉強をする→実際の建築物を見て構造の成り立ちを考える→また勉強する→・・・というサイクルはとても良い勉強になりますので,「構造を見る」という習慣を身に付けると良いと思います.最後の課題として,今回プレゼンした建築物のデッサンをするという提出課題がありますので,綺麗な作品を提出して下さい.

この講義は,2007年度から谷口与史也先生にご担当いただいているのですが,最初の年は,私も聴講させていただいて,とても興味深く聞かせてもらいました.その時は,構造的な話が中心で4年生にはタフな内容でしたが,今年度からソフトな内容に改編していただきました.様々な形式の構造を実例をふんだんに紹介しながら,その構造的特徴について概説するのが中心的な内容です.歴史的建造物から最新の建築物までを系譜的に網羅できるとても魅力的な講義です.

4年生になると,単位も大方揃っていて,卒業研究に注力したいので,履修者が少ないのですが,本講義は是非とも計画系の学生にも履修して欲しいと思っています.というのも,よく計画系の学生は卒業設計やコンペなどで,構造面からのアドバイスを求めに構造系教員のところへやってきます.その際,似たようなアイデアの過去の事例や,基本的な力の流れ方に関する話をするのですが,そのあたりの知識を持っていないことが多いです.実際の建築で採用されたパターンをストックとして知っていると,新しいものを創造する際に,幅なり深みなりを必ず与えてくれます.

名称に「構造学」と付いていますが,かなり計画系学生にもフレンドリーな授業ですので,現2・3年生の人は計画系・構造系志望にかかわらず,履修してみて下さい(残念ながら,カリキュラム改正で現1年生は履修できません).ちなみに,他大学出身で本学大学院に入学したM1の学生の聴講も受け入れていただいています.もし,機会を逸した学生で来年度聴講を希望する際は,私のところへ連絡して下さい(またお願いしてみます).


向出@鉄骨系構造学領域

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