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工場見学

11/15に日本鉄鋼連盟関西地区主催のフィールドスタディに研究室の学生ともども参加してきました.このイベントでは,関西地区の建築分野の学生(主に鋼構造を専門とする学部4年生や大学院生)を対象として,毎年,ものつくりの現場の見学会を企画していただいております.ものをつくるのは現場.目で見て肌で感じて,感覚を養っておかないと,良いエンジニアにはなれません(個人的にはそういう理屈抜きで単に楽しいんですが).

今年は,伊丹市にある佐々木製鑵工業(株)のご厚意により,工場を見学させていただきました.何を見てきたかと言いますと,新東京タワーこと「東京スカイツリー」を造っているところです.「?」と思う人もいるかも知れませんが,東京スカイツリーで使われる部材は非常に大きく,その製作には高い技術と良い設備が要求されるので,遠方で造って運ばれたりするのです.

こちらは,プレス成形という工程ですが,巨大なプレス機で10cmもある厚板を端から少しずつ押し曲げていき,半円にしていく様子です.


できあがりがこちら.


さらに,溶接するとこのように.東京スカイツリーならではの大きさ(外径2300mm×板厚100mm!)です.断面の大きさの割に短いのは,運搬や建設現場でのクレーンの揚重の都合から決まっているそうです(この大きさで34トン!).


通常の建物では見かけない大きさで実に圧巻でした.しかし,私が一番見入ってしまったのは,むしろ通常の建物で使われる角形鋼管をプレス成形する工程の一つでした.

先程と同様のプレス機で加工可能な程度まで変形させてから,真四角な状態に押し曲げた状態で組立溶接する工程です.この一連の作業,測定機などで形状をモニタリングすることなく,職人さんの感覚で成形されているのです.


知りませんでした.
まさに職人技.
写真でも伝わりづらいのが残念です.工程自体は単純に見えますが,このようなワザが日本を支えているだろうなぁと勝手に感心してしまいました.見逃しがちですが,他にもこういうのがあったんでしょうね.非常に楽しく見させて頂きました(学生よりも楽しんだ自信があります!).

他にも日建設計の設計担当の方,鉄鋼メーカ(神戸製鋼)の方から,技術的な解説もしていただき,貴重な機会となりました.関係各位にお礼申し上げます.

向出@鉄骨系構造学領域

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