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竹富島の町並み

先週、八重山諸島の竹富島に行く機会がありました。

石垣島から船で10分。周囲約9km、標高20mの竹富島は、沖縄の日本復帰後、本土資本による土地買収が進むなか、竹富島の住民は先祖代々受け継いできた豊かな資源を自分たちの手で守る方針を示し、実践してきた島です。

竹富島は、西表石垣国立公園に島全域が含まれ、島の集落は伝統的建造物群保存地区に、集落以外の島全域が歴史的景観保存地区に指定されるほか、島の生活用具842点(喜宝院蒐集館所管)が国指定重要有形民俗文化財に、島の種子取祭が国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

そのような豊かな自然を有し、歴史や文化の継承などを進めてきた竹富島は現在、人口340人(2005.8末)に対し、観光客数は44万人(2007)を超えるそうです。



鹿児島以南を初めて訪れた私にとって、その町並みからうかがえる生活の知恵は興味深いものでした。
 
サンゴを多く含む海砂(白砂)を敷きつめた街路は、街灯がなくても月明かりだけで道が見えます。夜、ハブがいないかを確認することに役立つとか。サンゴの石灰石を積み上げた石垣は、台風の激しい風をさえぎると同時に、その隙間によって倒壊しにくくなっているようです。また、菊目石というサンゴを束石に使用していますが、基礎柱の腐りにくさと関係があるのかもしれません。

厳しい自然と向かい合う中、限られた資源の中で生まれた生活の知恵の美しさを感じました。その生活の知恵が継承され発展することが街並みの美しさにつながっているのでしょう。

年間44万人もの観光客を受け入れるためには観光関連施設や飲食店が必要なのでしょうが、持続的に歴史や文化が継承され、発展してほしいものです。

今、直島(香川県)や犬島(岡山県)などの「島」が面白いと感じています。

伊丹@建築・都市人間工学領域

| - | 11:33 AM | comments (x) | trackback (x) |

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